AvignonAVIGNON アヴィニョン2004年8月22日から1泊2日で、南仏のプロヴァンス地方にある アヴィニョンへ旅行に行ってきました。 お天気にも恵まれ、太陽の光をいっぱい浴びる事ができました。(^_^) 日中は気温も高くて、今年パリではなかなか着る機会がなかったノースリーブの洋服も大活躍☆ 1泊2日の短い旅行でしたが、時間の許す限りアヴィニョンの街をたっぷり満喫してきました。 パリからアヴィニョンまではTGVで2時間40分あまりで着きます。 私達は朝7時20分発のアヴィニョンTGV行きに乗る よ・て・いでした。 最寄のRER(電車)でリヨン駅に行こうと思っていたら、RERがなかなか来ず・・・。(-_-;) 待つこと20分。 電車に乗り遅れてしまうぅー。 と思って、急いでメトロに乗ってリヨン駅まで行ったのは良いのですが、 なんと 私たちの乗るはずだったTGVを 目の前で見送ってしまいました・・・。(ToT)/~~~ 出発から災難。 せっかく朝早く起きたのに。 一瞬、旅行に行く気が失せたものの、 何とか気を取り直して、次のTGVで行くことにした。 次と言っても9時までなかったので、それまでカフェで2人ボーっとしてました。苦笑。 予定より2時間ほど遅れて、アヴィニョンTGV駅に到着。 駅から降りると 南仏の温かい風と、真っ青な空が迎えてくれました。 それにしても、このアヴィニョンTGV駅周辺は なんにもない!! 駅だけがポツンとあるだけ。 アヴィニョンの中心部に行くには、TGV駅から更にバスに乗って10分ほど。 中心部に近づいてくると、大きな城壁が姿を現した。 このアヴィニョンの街は城壁で囲まれているのです。 バスを降り、まっすぐな通りを抜け、賑やかなロルロージュ広場に出ました。 広場には沢山のカフェやレストランがあり、今の季節はテラスも出ていて、大勢の人が食事を楽しんでいました。 私達の宿泊したホテルは、ちょうど広場の所にあって、観光するにはとても便利でした。 そして、部屋はとても広く、綺麗でした。 後々、チェックアウト時に聞いたら私達の宿泊した部屋は、新しく改装して初めてのゲストだったとか。 どおりでピカピカだったのかぁ。笑。 記念すべき初ゲストで光栄☆ さて、お昼にアヴィニョンに着いたので、お腹はペコペコ。 早速、街の中を散策しながら見つけた小さなレストランでお昼ご飯。 城壁を眺めながら、串刺し料理(日本で言うと焼き鳥みたいなもの。笑。)を堪能。 お腹がいっぱいになった後は、いよいよアヴィニョンの街を観光。 まずは、巨大な建物で見るものを圧倒させる“法王庁”。 とてもじゃないけれど、写真には全てを収める事は出来ません。 Palais des Papes 法王庁 この法王庁は14世紀から1世紀、7人の教皇が滞在していたようです。 当時、内部は超豪華だったようですが、今は見る影もなく…。 と言うのも、法王庁の内部を見学したのですが、 なんでもフランス革命でほとんどが破壊されたり、持ち去られてしまったらしく、現在、内部はただのがらんどうのようでした。 それでも、壁画や、法王庁から眺める景色は素晴らしかったです。 法王庁を見学した後は、法王庁に隣接した緩やかな坂を上って Rocher des Doms(ロシェ・デ・ドン)公園へ。 丘の上まで辿り着くと、そこからはローヌ川やサン・ベネゼ橋、 アヴィニョンの街並みを眺めることの出来る絶景の場所でした。 しばしこの公園でのんびりした後は、アヴィニョン観光で私が一番見たかったPont St Benezet サン・ベネゼ橋へ行ってみることに。 12世紀後半に架けられた石橋。 元々は22アーチ、900メートルもある立派な橋だったようですが、 17世紀の大洪水で大半が流されてしまい、 今現在まで橋は川の途中で途切れたまま、そのままの姿で残されています。 この“途切れたままの橋”というのが逆に風情があって有名になったのかもしれないなぁ、と思います。 サン・ベネゼ橋は途切れた所まで渡ることができ、 橋の中ほどにある小さな礼拝堂にも入ることが出来るのですが、 さすが観光地、しっかりと入場料を取るので(^_^;) 私達は近くから橋を眺めることにしました。 それでも十分満足。(^_^) サン・ベネゼ橋に来たら、やっぱりこれを歌わなきゃ! と、彼と一緒に 童謡♪アヴィニョンの橋の上で♪を熱唱。笑。 私はもちろん日本語で。 さすがに輪になっては踊りませんでしたけどね・・・。 私達が夕飯に選んだレストランは、 城壁を出てからローヌ川を越えたI'lle piotにあるオーベルジュ内のレストラン La Treilleです。 地図でレストランの位置を確認したら、徒歩で行けそうな距離だったので、散歩がてら歩いて行くことに。 城壁から出て橋を越えるまでは、車の通りも多く、人もチラチラ見かけたのですが、 オーベルジュに近づくにつれてどんどん小道に・・・。 しかも、街灯も少なく、なんだか怖い感じ。(*_*; 更には、日も暮れてきてしまい・・・。 本当にこんな所にあるのかなぁ、と不安になりながらも歩いていると、 ようやくLa Treilleに辿り着きました。 (はぁ…無事に着いてよかった。安堵。(^^ゞ) このレストランは、今の季節(7月・8月)はテラスでJAZZの生演奏を聞きながら食事が出来るのです。 まずはお決まりシャンパンで乾杯。 すると、おつまみに出てきたのは、 無造作に切られた“野菜スティック”! とてもヘルシーだわ、と思いつつ新鮮な野菜たちだったので一気に完食。 肝心なお料理は、メニューにしました。 メニュー内容は、創作フランス料理という感じで、色々な食材を使った料理を楽しむことが出来ます。 量も多すぎずで、私たちにはちょうど良い量でした。 私は、前菜のチョイスに “Kushi”と、“Mizuna”という文字を見つけた時は、迷わずその料理を頼みました。 水菜なんて、フランスでは絶対に食べれないだろうなぁ、と思っていただけに嬉しかったですー。 彼は32ユーロ・私はちゃっかり42ユーロ(^_^;)のメニューを頼み、その他ワインなど入れて、 合計、約115ユーロ(\15,300位)なり。 落ち着いた空間の中で美味しい食事が楽しめてとても満足でした。 今度は、このオーベルジュに宿泊してみたいなぁ…。 HPの写真でも見れますが、とてもロマンティックで広い部屋です。 さて、昼間はとても暑かったものの、夜は随分と気温が下がり、テラスで食事をしていた私達も最後の方は鳥肌状態。 行きと同様、暗い道を歩いて帰り、宿泊先ホテル近くのカフェでお茶をして体を暖めてからホテルに戻りました。 2日目。 前日よりは天気が悪かったものの、雨も降らず、気温も高かったので良かった。 今回はアヴィニョン中心部から出るつもりはなかったので、朝はのんびり起きて、お土産を買いつつアヴィニョンの街を散策。 そして、お昼は広場にあるカフェで。 料理が来るまで2人で何気なく広場を見ていると いきなり彼が「あ!!アヴィニョンに来て今、初めて“警察官”を見たよ。」 そういえば、昨日は警察官、一人も見かけなかった…。 パトカーさえも!! 「ここは警察官も日曜日は休みなんだよ。」 と彼。笑。 (ちなみに私達は日・月で旅行。) まぁ、そんなはずはないと思うけど、それにしても、全然見かけないって言うのも不思議だよなぁ。 それから、タクシーも旅行中、ほとんど見かけませんでした。 そして・・・いよいよ、アヴィニョンを発つ時間に。 あぁ、あっという間の2日間。 この地で1週間ぐらいのんびり過ごせたら最高だろうなぁ。 アヴィニョンに別れを告げて、警察官いっぱい、車も人もいっぱいなパリに戻ってきました。。。 今回の旅行で、中世の街並み、温暖な気候、そして美味しい食材が揃うプロバンスにますます魅了されました。 今度はゆっくりプロバンスを満喫したいなぁ!! *アヴィニョンの写真は |